今回、初めて食してみた感想は「ああ懐かしい」の一言。本当はこっちが本店だから「牙」の味がするというのは、本末転倒なのだが、思った以上に「俺の空」と「牙」の味が近かったため嬉しかった。魚貝系のみためこってりスープなのだが、実際は後味すっきりしていて、できの良い和のおだしを飲んでいるような感もする。なんかうどんにもあいそうなおいしいおだしのスープである。今宵のメニューとしては、あじわい(発泡酒)→俺の空→ハイネケン→アイスラテと、なんの関連もないものの連続であった。最後のアイスラテはどうしても本が読みたかったから、高田馬場の地元のカフェに入るために仕方なく買った。ビールは自分の中ではご法度にしているのだが、土日になるとどうしても飲みたくなる。腹の出ないビールを発明したらノーベル賞をあげたい。プリン体ゼロだ、やれ糖質ゼロだと、市場ではいろいろ歌っているが、センシティブなおっさんの腹にはまるでそのゼロの効果は感じられない。もはやビールに対する腹の感度はセンサーの域ともいえる。所詮自分にとってビールは血塗られた飲み物よ。飲んだ分だけ肉体をいじめないと元の腹には戻らない。ああ、いくら飲んでもそこそこの体形のままだった新卒の頃に戻りたい。あの頃は飲みまくっていて、ビールは水だと豪語していたけど、普通に同期の女の子らと海に行ったときも体形はまるで気にしていなかったし。今のほうがはるかに運動してるのにね。女の子がおばさんになるより、男の子がおっさんになるほうがたぶん見た目だけだと簡単だと思う。もう30も過ぎたし、腹が出ようがカンケイねえと言い切れればいいのだが、そういうわけにもいかないんだなあ。変な虚栄心はまだあるというか、よく言えばおしゃれ心というか。でもこれがなくなったら終わりね。たぶん坂道を転がるように、グルメ街道まっしぐらでしょう。
昨日、東儀秀樹が「おしゃれカンケイ」に出演していた。見ていたなかに興味深いエピソードがあったのでひとつ。宮内庁の学部(音楽隊みたいなもの)では、指導方法として、あるフレーズを練習する場合、楽器を吹くのではなく自分の声で鼻歌みたいにして何度もそのフレーズに独特の歌詞みたいなものをつけて歌って練習するらしい。なるほどなと思った。楽器を演奏するという行為と発声して音楽表現するという行為は極めて近いと感じていた。だから理想とするフレーズを表現するには、まずよき歌い手であるところから出発するのかなと解釈した。グレングールドにしても唸りながらピアノを弾いているし、やっぱりあれは理にかなっているのかもと自分なりに納得してしまった。だから毎月カラオケを丸一日くらいぶっ通しでやってるけどあれは表現方法の訓練として非常に役に立ってるのかなと思った。逆に言えば、ピアノの練習がカラオケに役立っているともいえる。日本ほどカラオケ文化が浸透している国はないという。プロの歌を自分で表現したり外人はあんまりしないらしい。ひょっとしたら音楽教育の土壌はどこの先進国よりも日本は発達しているかもしれない。学問としてかしこまらずにみんながもっとカラオケに行くように楽器に触れてくれたらなと、どっちも好きな私から言わせるとそうなる。無理やりピアノの前に縛り付けて幼稚園児に仕込ませるのではなく、自分が好きでしょうがない曲のピアノのカバーを最初からやらせてみるとか。弾きたい曲の表現のためにバイエルだとかブルグミュラーをやらせるみたいな。最初からバイエルやったって好きになるわけないよね。カラオケが世界一好きな日本国民は最高の音楽民族だと私はひそかに思う。
昨日は、ピアノの稽古にいったり、いつもの町田のピアノの演奏の喫茶店にいったりと、いつもの土曜らしい音楽尽くしの日だったため、今日は雨が降りしきる中、この前発見した古着屋の渋谷の系列店まで見に行こうと出かけた。金曜は有給をとって千葉までカラオケに行ってきたし、私から音楽をとったら何も残らないかもな。受動的な趣味はいっぱいあるけど、クリエイティブな趣味は音楽しかない。そうそう、肝心の服屋は渋谷店には在庫が少なく値段も高くあまりよくはなかった。ブックオフでもなんでもそうだけど、セカンドユースの店は仕入れと販売と両方のチャンネルに気を配らなければならないから、難しそうだなと思った。
当初の予定は早く終わってしまったので、せっかく渋谷界隈にきたということで、原宿から青山まで家具屋めぐりをしてみた。インテリア雑貨ではなくインテリアそのものを見るのが大変に好きなので、青山周辺をぶらつくのは大変に楽しい。原宿や青山は別にアパレルだけの街ではなく、家具や雑貨も好きな人間にとってはとても見るものが多い街でとても楽しい。そういう意味ではおっさんにもやさしく見どころに事欠かない街である。
今日は午前中からずっと雨続きだったため、R246沿いの北青山あたりの喫茶店に入った。そこはあんまり人もいなくて広い空間を独り占めにできたので非常に気持ちよかった。吉祥寺や中目黒の喫茶店は狭いテナントに家具を雑多に配置したようなところが多いが、この店は、とても広々していて気持ちいい。写真をアップしておこう。
そこの喫茶店の居心地が良かったため、おととい買った本を読破することができた。その読破した本は「出会いの大学」という本で、普通のサラリーマンがどのようにして、社外の人と広い人脈を構築していくかということを語った本で久々にすごく面白い内容だった。その本のなかで記憶に残っているのは、「幸せは人が運んでくるということ」というせりふだった。自分の人生にとってラッキーなことは、ネットでも携帯でもなくリアルな人間との出会いによってのみ生まれるとのことらしい。確かに新しい人との出会いによって自分の視野が急に広くなることってあるよね。自分が経験していることでも体系的に説明してくれると、その価値の重要性に気づかされた。そういう意味では今の自分の年齢でこの本にあえた事は良かった。だからあとはいかにしてそれを実践していくか。今度横浜市が企画している起業家セミナーにも行ってみようと思うし、お寺の法和会にも引き続き参加させてもらおうと思う。別に社長になりたいわけでも、お寺の信者になりたいわけでもないけど、いろんなジャンルの人と会う経験をあえて今の年でしてみたいと思う。でも興味はないといいつつ自営には多少なりとも興味がある。だから起業するために必要な知識だけでも仕入れといて本当にタイミングがきたらそれを実践してみたいと思う。でも一番期待しているのは、モチベーションの高い人たちの人脈を自分でもなんとか作れないかということ。正直いって全く自信はないのだけれども、この本にあった「幸せは人が運んでくる」ということばに後押しされたせいもある。出会いは自分から作らないと絶対今からはないよね。だから一応心変わりしないように、ブログで行動予定を宣言しておこう。ほとんど自分に言い聞かせるため。本ばっかり読んでいてもそれを行動にしないとね。また起業家セミナーいって来たら感想をここで紹介したい。
前々から行こうと思っていた海沿いのサイクリングロードに行って来たので忘れないうちに。江ノ島あたりから茅ヶ崎まで10kmくらいのサイクリングロードがあってそこが大変に気持ちよい。高校生くらいのときは、江ノ島まで頑張れば自転車にて2時間で海に着いたから、そこのサイクリングロードはよく行っていたのだが、大学生になってから以降は、より内陸のほうに引越したし、かつバイクと車ばっかり乗るようになったから、海沿いのサイクリングロードに行くことから遠ざかっていた。今回はバイクの車庫に眠っていた折りたたみ自転車を引っ張り出して、車で茅ヶ崎のほうまで行ってきた。最近サーファーが利用する無料の駐車場の存在がけっこう自転車散策基地として使えることに気づいて、そこに車を駐車して江ノ島方面に海沿いに向かった。
結果、最高に気持ちよい。折りたたみとはいえ、長距離も走れる海外の自転車のため、スピードに乗って気持ちよい。砂の深い道を慎重に走るロードレーサーを尻目に、小径チャリですっ飛ばしていくとすかっとする。車道でないから、Ipodを聞きながら走れるのが新鮮である。いつもほとんどの有酸素運動はジムの中でテレビを見ながらしかやらないから、海沿いの太陽の下で運動するのがなぜか不思議な感じがした。やっぱり人間はお日さまの下で体を動かすべきだね。
いつも乗る新湘南バイパスを節約しようと下道で行ったら、ふらっと目にはいって立ち寄った古着屋でブランド物の半そでシャツをかなり安く入手できた。BANANA REPUBRICのシャツも千円台で売っていたがサイズはSだった。このブランドって普通にシャツ買うと1万以上するのだがこの古着屋ってめちゃくちゃ安い。。M以上なら絶対に買っていた。古着屋ってこんなにお値打ちなのかな。イメージが変わった。この店は要チェックリストに入ったな。
今日は海沿い撮影写真を1枚。江ノ島近くの海の家の設営中の風景。屋根の上で看板を書いていたおねえちゃんと背景の江ノ島が非常に絵になる。これがほんとの看板娘かな。もう夏だね。