その本によると、ドバイは産油国のイメージがあるが、実はドバイは石油が出ないらしい。周りのUAEの国やサウジ、クウェートは豊富な産油国であるが、ドバイはそうではないらしい。砂漠で資源もない国。これがドバイの真の姿である。なにもない国だからこそ人と金の流れを作るのに非常に卓越した知恵と苦心が裏には存在した。ドバイは世界一の高さのビルとか、世界地図をあしらった巨大な人工島の集合とか、世界一を目指した人口建造物がたくさんある。これは砂漠という観光資源がない国だからこそ人の流れを作るためにとった戦術である。世界初の七つ星ホテルは完全に海上にあるらしい。テイストとしてはなんかディズニーランドみたいなホテルである。HPを見たがインターコンチネンタルホテルを超豪華にしたような概観と金びかりの内装。ぜひいってみたい。食事だけでも入場できるらしい。しかし庶民が七つ星ホテルいっても何を注文するかそれが問題である。食いものは、うまい棒でいいからインテリア好きとしては、とにかく内装を見たいんだよね。
あとドバイのすごいのは、外国人がかなり自由に不動産の売買ができるらしい。しかもドバイでは不動産は中古の物件のほうが値段が高いらしい。それはまだ建物が完成する前の物件に対して所有権の売買が認められているため、すでに完成した物件の売買のほうが実物を見えるという点で価値が高いらしい。もう日本のバブル経済なんかかわいいほど投機的資金がうごめいている。しかも外国人が起業するにもすごく敷居がひくく税金もない。毎年発生する登録更新料だけらしい。しかもすごいのは現地で財を蓄えた人が現地でお金を落とすように街のインフラが徹底的に作りこまれていること。一歩建物の外に出れば、夏だと五十度を越える灼熱の世界のため、居住から移動まで全て冷房の効いた閉じた空間で過ごすことになるらしい。しかも普通の商店街の中に、一流ブランドのブティックと普通の商店とが混在しているから歩いていて楽しいらしい。半そで短パンでシャネルとかに気兼ねなく入れるようになっていて、結果的に閉じられた冷房の効いたインフラの中でお金を消費しやすい仕組みが確立しているらしい。外国資本を魅力ある税制と豊富な資金流通で誘致して、その人たちに現地でお金を落とさせる、まさにアラブ流の賢い商売人の知恵である。投資、起業、消費、雇用と全ての好循環が起こるべくして意図的に発生させられている。しかも肝心なところは、けっこう政府がぎゅっと締めている。緩急がうますぎる。ドバイ政府に日本の官僚を出向させるとよい。お上が賢いとここまで商売が発展する好事例である。
資源のない日本も、このドバイに学ぶべき経済の仕組みが多分にある。ただ過熱気味の不動産市場はだぶついたオイルマネーが相場上昇を維持しているため、正直もろい一面もあると思う。原油相場の上昇で原油消費国は貧しくなり、数年前の3倍近くになった原油価格の恩恵を一番に受けているのは、ドバイでお金を動かすような、ドバイから見て他国の産油国の資本家である。こういうところで商売をする日本人はたくましい。本当にそのバブルの恩恵に預かっている感じがする。ドバイで日本人として働けないだろうかと真剣にこの本を読んで真剣に考えた。何で働くかもそうだが、大事な人たちと離れて生活することはもっとできないし、結局そこが難しい。お金のために生きているわけではないから、たとえ一年だけであっても今の自分にはできないだろう。とにかくこの本を読んで、何もない無から有を生む仕組みについていろいろ考えることはあったなあ。結局お金持ちになる人って、形のない右から左へ流れているお金の流れをうまく知恵を使ってせき止められた人たちみたいだね。こういう本はどんどん読んで生きるヒントにしていきたい。
今日は、仕事のストレスのせいか、左耳のみみなりのようなけいれんが頻発した。
う~ん、気は張っているつもりなんだけれども、体は正直に反応してしまうなあ。
死ぬほど運動したり、さっきも映画見てきたり、深酒したりいろいろするんだけども、難しいね。
今日読んで感銘を受けた言葉があってそれは
「問題が発生したときは、方法はふたつあって、ひとつはその問題の解決策をはかること、もうひとつは問題の対処法を身に着けること。」みたいなことが書いてあった。個人の力ではどうしようもない問題を無理に自助努力で解決しようともがくと余計に事態は悪化する、これが解決策の限界。どうしようもない問題を切り離して扱い問題を解決せずに問題と認識したまま共存をはかっていく試み、これすなわち対処法。これって今の自分に求められているスキルなんだとなとそれを読んで感じた。哲学的だけどこういうアプローチでストレスで苦しんでいる人たちは救われる場合があると思う。もちろん本当にやばかったら別の方法を模索する。私には知恵はないけれども知識で乗り越えていきたいね。知識だったら本読めば誰だって備わるから。だから最近文書を読む量が半端ない。それで救われることがあるのならなんでもやりますよ~。
この後、英語もピアノもやらないと。月曜日から自分との戦いである。
このあと韓国映画も見ないと、明日返さないと。とりあえずDVDに焼いておこうか。
ただし焼酎は一杯に抑えてあるからまだピアノの勝機はある。
いつも良く訪れるブログにこのK1見ながらまったりの風景があったから真似してみた。
これジムで見ると、有酸素運動がかなりはかどって効率いいんだよね。おうちだと深酒モードね。
資本主義社会で生活していると、私達の幸せって、大きな家に住んで立派な車に乗ってきれいな奥さんとたくさんのペットに囲まれて豪華に暮らすことみたいなゴールしかないように捉えがちなんだけれども、これは大量消費社会が作り出した幻想でしかないんだよね。まあきれいな奥さんは資本主義とは関係ないけど。ようはたくさんのモノが消費されることで、大量の雇用を創出して現在のお金とモノがあふれた社会になってるんだよね。物質文明は労働需要の創出という大義名分を背負っているわけなんだ。でもお金やモノがたくさんあることってそれは素晴らしいことだけれども、それが目的になるのってなんか間違ってないだろうか。僕もたくさんのお金やモノはほしいけど、一番の理想は自分の能力を少しずつ改善していってなりたい姿になることだと思う。モノを所有することっていうのは一時的なことであってあくまで神様からの借り物なんだよね。だってその人が亡くなればモノの価値が存続する限り誰かの手に渡って循環していくものだから。でも自分の能力を磨いていって何かを極めるっていうのは絶対にお金では買えないから、そっちのほうが尊いんだよね。もちろん生きていくために仕事というのは絶対に大事なんだけれども、それだけやっているんでは生きる意味がないのだと思う。生きる資格は誰にでもあるが、生きる意味を見出している人はそう多くはないんじゃないのかな。私もそうだけどなんとなくだらりんこと毎日を過ごしてちゃうんだよね。まあ私の場合は仕事がね、ちょっと苦労が耐えんわけでして、そっちにも注力せなあかんわけですがね。
まあえらそうなことをいっぱい書いたけど、今回の件にて私もへたなりに今の趣味を磨いていきたいなと改めて思った次第です。とりあえず今年中にラフマニノフの前奏曲を完成させるぞー。
昨日、会社の友達らと伊豆まで温泉と寿司を楽しみにドライブにいってきた。天気は予報通り雨だったのだが、修善寺から河津までの間の雨の量が半端ではなかった。免許を取ってから優に10万キロ以上は走行してるはずなのだが、こんなにすごい雨は初めて。国道が川のようになっていて、平地を走っていても一速下のギアで走っているかと思うほど、タイヤが水の抵抗を受けていた。すごすぎる。もともと伊豆半島は降水量が多いのだが、梅雨の大雨でさらにパワーアップしたのかもしれないなあ。まあ無事に帰ってこれてよかった。肝心の温泉はDHC赤川日帰り温泉館というところで、久々にいったが相変わらず良いところだった。海の眺望がすごくいい。この風景は伊豆半島でも屈指だろう。海岸線から距離はあるのだが、標高差があるためちょうど水平線が目の高さにきて計算されたかのようだ。泉質はいかにも循環してる感じでたいしたことないが、風景だけでもここにくる価値はある。ただガソリンが1リットル200円になったら遠出のドライブもそうそうできなくなるなあ。
そう、それでタイトルにもあるガソリン価格の上昇について、ついに前々から危惧している水準までガソリンが上がってしまった。原油価格の高騰は産油国に富の集中を生むが、世界の富のバランスを崩し、中長期的には産油国にとっても不利益を生ずるのは明白である。お金は流れてなんぼだからね。今回の原油価格の高騰理由はいろいろある。ひとつは中国やロシア等の著しい経済発展によるエネルギー需要のひっ迫、もうひとつは、サブプライム問題に端を発した株式債券からの現物取引への資金の流入、もうひとつは中東の政治的緊張による供給懸念等々である。まあ一番影響が大きいのは、商品作物や原油市場に多額の資金が退避してきたことだろう。ヘッジファンドは短期的な利幅を狙い原油市場の価格をつりあげるだけつりあげていく。かつての日本のバブルと同じ状態だろう。上海やドバイの不動産も似たような状況といえる。ただひとついえるのは、原油価格が高騰しているのは、これからも原油の需要拡大を見込んだ上での相場上昇ということである。景気悪化と物価上昇が慢性化してくると、世界経済の衰退も余儀なくされる。そうなると原油の需要拡大予測もなくなり相場の暴落がはじまる。ここまでこないと原油は当面下がらないかもしれない。逆に言えばまだ原油相場が上昇しているということは、まだこの相場に世界経済が許容できるだろうという観測の裏返しでもある。日本や海外でも漁業の段階的な休業が始まり、そろそろ我々の食卓にも影響が出始めてきた。海産物の高騰ではなく、マグロなどがもうすぐ入手自体できなくなってくるということである。私の個人的観測だがここまで消費者にエネルギーコストのつけが回ってくると、原油価格の暴落はそう遠くない日に起きる気がする。スタグフレーションによって、しわ寄せのくる「家計」から崩れていくと思うから、そんなに今の相場は持たないんではないだろうか。実際フィリピンやアメリカでもデモや暴動も起きているし。みんなが今の世界経済に悲観的になれば必ず相場は弱気になる。だからバスやトラックや漁船のストライキは、どんどんやって膿を出すべきだと思う。投資家たちが今のお金の流れのゆがみに首を傾け始めれば、そうそうにこの相場は崩れると思うんだよなあ。下手にしわ寄せの来る業界が耐性をアピールしないほうがいいと思う。そうしないと、企業の淘汰が漸進的に進み最後に強い企業だけが生き残って価格の寡占が始まってしまうからね。う~ん難しい。今回は経済ネタで書いてみたけどちょっと堅かったかな。